電気代が安くなる!3分で分かるエアコンの原理から知る節約術とは
引用:写真AC (https://www.photo-ac.com/)
どうも、キンジョーです。
冬まっさかり、家に帰ると暖房が欠かせないね。
暖房を付けるときに、「エアコンは電気代が高いのか?」という事が気になっていないだろうか?
僕は、身近な存在であるエアコンのことを知らない人が多いと感じている。
そのためこの記事では、
「エアコンの事をより良く理解し、電気代を抑えるには何が効果的なのか?」
を伝えることを目的に記事を書いていく。
電気代がいくらだった、といったような具体的な金額が知りたい方は、WEB上で他の記事が色々あると思うので、そちらを参考にしてみて欲しい。
エアコンのポテンシャルはヒーターより高い
引用:unsplash (https://unsplash.com/)
ここからは簡単にエアコンの原理を話しながら、コストパフォーマンスについて考えていく。
まずエアコンは、外の熱を家の中に取り込むことができる装置のこと。
難しい内容は省くが、フロン(今は使ってないが)などの液体を循環させ、外の熱を家の中に取り込んでいる。
外のほうが寒いのにどうやって熱を取り込むのかって?
冷媒に圧力をかけたり抜いたりして、頑張って取り入れるのだ。
詳しく知りたい人は下記のホームページを参考にしてみるといい。
http://www.id-c.co.jp/contents/web/chishiki/acshikumi.html
まとめると
エアコン:液体を循環させるのに電力を使う
ヒーター:電力を熱に変換する
ここで大事なのは、ヒーターは原理上どうあがいても消費電力以上の熱量は得られないが、エアコンは消費電力以上の熱量を得ることができる、ということだ。
つまり
ヒーター:消費電力 > 生み出す熱量
エアコン:消費電力 < 生み出す熱量
となる。
エアコンのカタログを見てみると、実際に「消費電力 < 生み出す熱量」となっているのが分かるはずだ。
もちろんそうなれば、電気代はエアコンのほうが安くなる。
引用:https://panasonic.jp/aircon/air_concierge/column/catalog.html
エアコンは様々な条件で消費電力が変わる
ここまでの文を読んで
「そしたらエアコン使ったほうがいいじゃん!!」
と思ったあなた。
話はそう簡単には終わらんのである。
エアコンはヒーターとは違って色々ややこしい。
条件によって、大きく消費電力が増え、電気代がかさむ可能性もあるのだ。
外気温・室内温度によって消費電力が変わる
引用:unsplash (https://unsplash.com/)
まず一つ目は外気温と室内温度。
エアコンは、中の温度を上げるために、外気から熱を取り出さないといけない。
なので当然だが、外の温度が低くても、中の温度が高くても熱を取り出すのが大変になる。
つまり、消費電力が増えるのだ。
エアコンのカタログスペックは、
通常時:外気7℃、中20℃
低温時:外気2℃、中20℃
の時のデータとなっている。
普段使っている人なら分かると思うが、もっと温度差が大きい状態で使うことのほうが多いと思うので、カタログのような性能は中々でないのだ。
エアコンはスイッチON時に大きく電力を食う
引用:写真AC (https://www.photo-ac.com/)
エアコンをONすると、内部の液体が循環し始めるのだが、止まっている液体を動かすために、大きな電力を必要とする。
止まっている液体は抵抗が大きいからだ。
なので、エアコンを頻繁にON/OFFすると、部屋を暖めるためでなく、液体を動かすために大量の電力を消費してしまうことになる。
「短時間部屋を離れる程度であれば、エアコンはつけっぱなしにしておくこと」というのはここからきている。
このように、使い方や環境によって消費電力が大きく変わってくるということだ。
まとめ
どうだっただろうか。
今回はエアコンの電気代が高くなるのかについて、原理から検証してみた。
ポイントは以下の二つである。
- エアコンは使い方次第だが電気ヒーターよりも電気代が安くなる
- 電気代を安くするためには、外気と中の温度差、スイッチON/OFFに気をつけること
僕は、エアコンは人類の画期的な発明だと考えている。
しかし、どんな道具も使い方が大事である。
より効果的になるよう、エアコンの事をよく理解して使える人が増えることを望む。