二酸化炭素(CO2)を「減らす」だけでなく「活用する」最新の取組みに迫る!

こんばんは。
はらよーこです。

今日はちょっとまじめにいきます。
日本経済新聞を読んでいて、気になる記事を見つけたんですよね。

それがこちら。

CO2から資源、「厄介者」の変身 温暖化対策が進化https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5419837009012020TL1000?disablepcview

 

「CO2の排出量をへらそう!」というのは良く聞きますよね。
ただ、それに対してどう対策していくのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか。

この記事では「CO2を資源に変えれるか?」をテーマにされている取組みを紹介しています。


世界のCO2の排出量は急激に増加している

まずは背景として、CO2の現状を書いておきます。
グラフを見れば一目でわかりますが、1950年以降、世界中で爆発的に化石燃料が使われるようになり、CO2の排出量も増加しつづけています。

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引用:IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)より
https://www.jccca.org/ipcc/ar5/wg3.html

 

2020年からはパリ協定により、先進国のCO2排出量は減るでしょう。

 

しかし新興国がこれから成長していくことも考えると、世界的にみると、CO2排出量はさらに増えていくことが予想されます。

CO2の排出を減らす取組みは続いている

このように、年々排出量が増加している二酸化炭素
さまざまな所で「地球温暖化」の原因になると言われてますよね。

その真偽は分かりませんが、ここまで劇的な変化を放っておいて、地球環境に影響がでないはずないですよね。

そのため、各国では「二酸化炭素の排出量を抑えよう!」という提案がされ、実際に協定をむすぶ所までいっています。

パリ協定について(日経新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39014900W8A211C1NN1000/

 

CO2を「使って」資源を生み出す試みがされている

ただ、世界的に見るとまだまだCO2は増えていってしまう。
それならばと始まったのが、今回の本題である、

「CO2を資源に変えよう!」

という取組みです。

例として2つの取組みを挙げていきます。
他にもさまざまなチャレンジがされており、将来的には「CO2は資源」という認識が当たり前になっているかもしれません。

太陽光+水+二酸化炭素で化学製品を生み出す「人工光合成

植物は水+CO2を養分にして生きていますよね。
それは水とCO2を、太陽光で栄養に変換しているからです。

この「光合成」を人工で再現し、化学製品を手に入れよう!というのが人工光合成です。

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引用:資源エネルギー庁HP
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/jinkoukougousei.html

太陽エネルギーのみを用い、かつCO2を原料にするので、「究極のエコ」として研究が盛んに行われています。

既に人工光合成自体は実現しており、あとは効率をどう上げていくか?の研究が進められているところです。

二酸化炭素からプラスチックを作る

こちらは、二酸化炭素を使ってプラスチックをつくろう!というより直接的な取組みです。

プラスチックは化石燃料が原料なので、現状では大量のCO2が排出される原因になっています。
ここでCO2をプラスチックの原料にできるようになれば、ダブルでCO2を減らすことができる!と言うことですね。

こちらも研究段階ですが、さまざまなプラスチックが精製されたという報告があります。
東京大学で発表された「ポリラクトン」というプラスチックを一例として挙げておきます。
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/fsi014.html

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、二酸化炭素(CO2)排出の現状と、「CO2を資源としてつかう」取組みについて記載しました。

まだまだ研究段階ではありますが、将来的にはCO2が「資源」として広く認識される日がくるかもしれません。
より長く人類が幸せに暮らせる、環境つくりが出来ていくことを期待します。